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2017年1月11日 (水)

2017年(平成29年)

 昨年の書初めに「魅力」と書いた、一年のキーワードで魅力ある会社や組織・個人づくりを目指した、己が未熟だから昨年のキーワードは大変であった、その証拠に書初めの『魅』の字の中のムが抜けていた、誰も解らず随分後でわかった(笑)、今年は「御恩」を自らの心のキーワードとし、仕事をするのではなく、「させて頂く」このことを毎日提唱してまいります。

 今年は大工・左官を目指す若者が5名入社します、一人前の棟梁・豊かな心の人になるよう厳しい指導を行います、又昨年は途中離脱がない年でしたが竹本棟梁が卒業しました、今年語学留学を目指してのことです、これからは国際社会身近になった海外の人たちとの交流も多くなるでしょう、こうした理性は職人でも大切です惜しみない協力をしたいものです。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2016年12月27日 (火)

2016年の終わりに

 一番緊張する場面に地鎮祭時に、「玉串奉奠」の儀式がある、玉串をお供えして拝礼するほんのひと時の場面です、結界の中で工事中の安全祈願と、二拝・二柏手・一拝をするのですが、どうも神々の前では柏手を毎回よく打てない、頭をカラッポにして邪心を捨て練習までするのですが、本番になると神官さんのような心地よい同じ音は続かない。緊張の場面も今年は沢山いただき、それなりに安全祈願を行った故、大きな怪我がなく無事に年末を迎えられた、これが後継者育成の中で何よりも一番嬉しいことです、親御さんから見れば当然怪我なく一人前になって帰ってくると信じているのです。今年は途中離脱もなく若者達が「心技体」共ずいぶん成長してくれた、その中で飯尾太陽君と中村浩平君に棟梁の証と称号を与えた、二人とも今年に入って辞令を出す予定でした。

 魅力ある会社や組織には良き人材が集まるものです、来年も5名程入社が決まっている、良き人材に育てるにはまず己を磨かなければならないと思っています、今年以上に精進を続けて心のこもった高性能な本物のすまいづくり「木の文化の継承・後継者育成」に邁進いたします、  今年もいろいろな方々に支えられ無事にここまでこれたことに心から厚く御礼を申し上げます。

                                      ありがとうございました。

 

 

2016年12月 6日 (火)

当たり前で意外と知らない

 地球温暖化対策CO2排出量は(2013年の統計)地球規模で約330億トン最も多い中国で約95億トンその次がアメリカの約52億トン、日本は約12億トン CO2の重さは50×20のプールで1.5mの水をCO2に換算して約3トンだそうです。今私たちが造る住まいは約35坪で24トンの排出量を抑えています、先ほどのプールで8杯分です。この数字は普通の住宅の約2倍です、わが社の住宅は合板や新建材を使ってなく、すべてがムク材の杉材か檜材だからCO2の抑制では一般の住宅より大きく貢献しています、当然低炭素住宅は認定が取れます。

 わが社一年間で約20か所にエコキュートを設置していますが、10年と差額換算で約9トンの排出量の抑制です。木のすまいは温暖化対策にすごく寄与しているのです、それも50年以上です。

 昨今原木がすごく値上がりをしています、バイオマス発電の燃料にかなりの量が使われているのが原因と買い攻めが入ったようです、原木はそれでもかなり安い、一番労働している一・二次産業の報酬は本当に安い。

 大工さんに1万円払うとしたら福利厚生面や退職金、その他いろいろなものを合わせて社員化すれば最低でも2万円はかかる。素晴らしい仕事をしているのだからそれなりの報酬を払いたいが・・・・職人(プロ)は足跡を早く広く残さなければそれなりの報酬はいただけない、又今は人間性が問われる時代、仕事が出来、魅力がなければ次の仕事は回ってこない。ものだけでなく、会社や組織も魅力あるものを目指さなければと思ってます。今年も残す僅かになった関係者が風邪や怪我などせぬよう願っている次第です。

2016年10月13日 (木)

育つことの喜び

 

 後継者育成で何より嬉しいのはまず怪我をせずに若者達が一日一日技術・モラル面が向上していくことです、人それどれ性格が違うように進歩の度合いも違います、今回5年目の修行をしている金子班の中村君が某邸全部の墨付けを背負った、過去に土台や2階桁等部分的な墨付けは経験がある勿論素晴らしい出来であったから,今回の現場は金子指導棟梁の指示で全部墨付けすることになった、それを聞いたとき今回の住まいは大きく一寸複雑一抹の不安はあったが金子指導棟梁が彼は大丈夫です・・と、はっきり言っただから任せようと決心する。作業の姿を横目で度々見ながら上手くいく様にと願ったものです、墨付けを重ねる打ちに何回も質問占めにあった、この現場は木材の拾い出しを私が行ったからです、あるときは私の実家まで訪ねて来た、彼の質問を聞くたびに目はいつもよりイキイキしているし、質問の内容もしっかりしていた・・・これで安心、素晴らしい上棟が出来ると思った、上棟日の午後が雨予想となっていたので、建て方を前日から1階部分のみ起こし始める事にした、丁度私は午前・午後来客があるので、朝の現場朝礼と合間を見て現場に赴く、昼過ぎに行ったときにはすでに1階部分はしっかりと出来ていた、聞くと何事もなく進捗したとの事次の日は2階部分と屋根じまい、見事というか過去にないぐらい素晴らしい活き活きした躯体ができた、直会の席の自己紹介で皆が中村君の墨付けを褒めていた印象のある墨付けでした又中村君のお母さんが上棟見学に来てくれたことはうれしく思うし、素晴らしい家族愛を感受しました。今後は技術の習得も当然大事なのですがそれに伴いモラルやソフト面等、これからの職人に必要な心得を持ち人間的に成長してくれることを心から願っています。

2016年9月 9日 (金)

建築 なおちゃん

 伝統の手づくりのすまい(手刻み・手加工)一言でいえば聞こえも良いが中身は大変だらけ、まず墨付けや手刻みが出来る後継者育成・作業場・乾燥材や乾燥してストックする倉庫・土場・どんなに人界戦力とは云っても重機や運搬用トラック・木を削る機械などまだたくさんいる、他の工務店はプレカットを利用している(95%以上都会は殆ど100%近い)為に何もいらんのである大工職人も下請で発注している、小さなトラック一台あれば工務店は成り立つ、おまけに早く現場が汚れずに完工出来引き渡しになる、管理さえしっかりしていけばよいのである。人口が減ってきた挙句建設労働者が高齢化になり辞めていったり、きつい仕事ゆえ楽な仕事にシフトする人達も多い、人手が足りないから全自動の機械(プレカット)が出来た、プレカットが出来て30年になるが私も当初は取り入れた非常に楽ですといいたい、しかし残念ながら職人としての達成感や技の追求に何時しか燃ゆるものがなくなってきた、40年前にメーカーの仕事を2年程したがその時も同じおもいで辞めて本来の木造に帰った。

 数少ない大工職人は武骨で頑固者が多く固いイメージ、そんなイメージを払拭するために、購入したトラックのボディーにありったけの大きな字で3方に「建築 なおちゃん」と云う甲板文字を入れた、最初は恥ずかしくて乗れなかった、喜んだのはすれ違いに通学する学童ぐらい(笑 、そんな時を思い出しながら今も時代と逆行しながら続けていくのは、環境に良い木材への想いと省エネでつくれて丈夫に長持ちする、それに揺るぎない健康住宅が出来るからです、勿論私たち手づくり「気持ちをこめた木持ちのよい家」の理解してくださる多くの人達や、ファンの皆様のお蔭と心から感謝しております。

 

 

 

 

 

2016年8月17日 (水)

残暑見舞い

 毎日暑い日が続いています皆さんお変わりございませんか?                 

お蔭で会社の皆は元気です.

 今年は特に暑い、1番暑い中での作業はやはり棟上時で屋根仕舞い、断熱材を屋根面に貼るときです、断熱材に遮熱材(アルミ箔) を貼ってあるものを使用するゆえ、夏の太陽熱を反射するので、ものすごく暑いその分家の中は熱が通らないから涼しい、このように施工は大変と思うが後の事を考えれば気持ちは楽です、この暑いときに4棟程建てる、何でもと思うが最初が1番が大変です、身体も自然も1~2か月遅れで対応できるようになっているので、最初の厚さは身に染みる、2棟目からはだんだん慣れてくる。

 恐らく400~500棟携わって来たが上棟だけは本当に心身が疲れる、怪我がなく上棟しなくてはならないという意識がものすごく強い、常に100点を取る姿勢で望まなければならない、もしも惨事があれば施主様や本人や取り巻く人々に大きな悲劇を与えてしまう、この事を嫌と云うほど云ってきた、無事に出来て当たり前の作業ですが本当に責任が重い1日です、何才になっても会社に出る以上は参加する予定です。

 デスクワークから炎天下の作業は心身共辛いが若者の成長が一番よくわかる。                    

2016年7月23日 (土)

なんもねぇ~

 6月の下旬~7月の初旬まで姪っ子の所に行く、行くといってもカナダの山奥で過去何回か誘われたが断ってきた、今回は女房が行くというもんだから、しぶしぶ行くことにした、場所はカナダのノバスコシア州でトロント国際空港で乗り継ぎをして2.5時間~3時間いったハリファクスの町でここからまた3~3.5時間車でビグディーの町を通り過ぎたところが、最終地点と思ったが、これより20~30分ほど奥に引っ越すそうです、そこには電車は勿論、バス・電気もねぇ~・携帯は通じない・道路は舗装なしのガタガタ道・とにかく何にもないところです、1日ここで泊まったが蚊の宝庫、夜は真っ暗懐中電灯でトイレに行く始末(小は何処でもよい)、あるのは広大な森ときれいに透き通る直径2kもある湖だけ、これは日本では見られない、野生のビーバーもいるし夜は蛍、クマやシカはいるが人間の香りを嗅ぐと居なくなるそうです、殆ど日中ここで過ごす、ゴルフしたりボートに乗ったり、カヤックに乗ったが転覆した日本人が初めて泳いだそうです(笑、夕食はここでをとるというか毎日誰か来てパーティをやっている、冬は当然湖も氷で真っ白スケートはやりたい放題、そんな遊びなれた国民性にどうもついていけない、すぐに帰ることが出来ない中この地で5泊した、ビグディーの街は小さいが何でもそろっている、買い物には不自由しないこの町で日本人は姪っ子だけ、姪っ子は此処で移動寿司屋を営んでいる、そのせいか私たち2人で歩いていてもみんな愛想がいい、人懐っこいから買い物は唯一楽しい、女房の体躯もここではかわいいものです(笑、だから買い物をしたがる・・・のかな)

帰りは27時間かかった大変な休暇を味わった。

2016年6月18日 (土)

自然との共生

 思うのに大分は本当に住みやすく美味しい食材が沢山とれる、特に魚類は本当に旨い、九州・山口匠の会では毎年、ふぐ鍋に多くの方々が参加する、勿論下関界隈の業者も臼杵のふぐは特別に美味しいからという事で来るのである、我が社の棟梁格も参加させる、旨い物は誰が食べても美味しいのです、リアス式海岸で海流もあり山に囲まれている、その山から陸上の有機物であるフルボ酸やフミン酸が栄養価のあるミネラルを森から川そして沿岸域に運んでいる、小魚の餌になるプランクトンの増殖や成長には欠かせない物です、美味しい食材はこうした自然形成された地域でなければ生まれないのです。心配なのは山の乱開発や山の手入れがされていないためにフルボ酸・フミン酸が出来なくなっているのが現状です、又生活排水などで川は汚れていますその証拠に貝類が絶滅しています、大分県は何処に行ってもアサリ貝は取れていました。

 私達が出来る事は切らなくてはならない時期にある戦後植林した杉やヒノキを多く使い、若木の育成をする(若木はシカの被害が甚大ですが)他はないのです、一度荒れたもの取り戻すには大変なことですが、長い目で腐葉土の出来る森を復元するほかはないのです、森が出来れば自然災害も減ってくるし、鳥獣達も住みやすくなる何もかも上手く行くのです、人間と自然は共生しなくてはならないのです。

2016年5月27日 (金)

安全と心地よさ

熊本大地震から1か月が過ぎた、想像を絶する自然の猛威に人間の力は無能に近い、あらゆるものの崩壊、特に断層のちぎれやズレに依る被害は大きく修復も難題である、基本的には断層の上には建てないことを望む、かと言ってその場所を正確に把握するのは安易に出来ない、今後はそうした地盤だけでなく地質調査をして断層の有無を正確に捉えた資料などが必要になってくる、そうなると県や国のレベルになる。

 今からのすまいは心地よさだけでなく、安全を考えなければならない天災や人災は今後も必ず起きる。これからはどんどん国際化が進む中、難民の受け入れも当然乍ら増えてくるし、某国が仮に破綻すれば多くの難民は流れ込むであろう、良いことばかりではない住まいだけは安全な場所である様、防犯やセキュリティー等‥を考慮したすまいづくりが必要になってくる、又そのためにも引き渡したら終わりでなく、我が社と御施主様のコミュニケーションをとり続け、恩義を忘れずに事あるときに対処できれる様な体制を考えている、アルプ(常設展示場)のコンセルジュを多くの御施主様が気持ちよく引き受けて下さるように、引き渡した後からの付き合いの方がはるかにながい。地域で仕事をしている以上、もっともっとすまい手のことを考えた住宅と組織を造らなければならないと思っている。

2016年4月25日 (月)

責任

 近隣で発生した地震で多くの方が家屋の倒壊や被害を受けた多くの方たちに衷心より御見舞を申し上げます。

 家屋を造る立場上に於いて家屋倒壊の原因は色々あると思います、老朽化した建物であれば仕方がないかもしれないが、まだ新しいすまいが震度7の揺れに耐えきれず倒壊するのは腑に落ちないような気がします、2年前の会議時に「立っておれない地震に遭遇した時、我が社の建物は倒壊しないと思う人は手を上げなさい」すると棟梁達は全員手をあげた、良し!それなら30年の地震倒壊保証をつける・・・今は付けていますけど、保証を付けるとかでなく、自分たちが造った建物に責任を持つことが一番大切な事と思います、それにはまず会社の存続であり、自信を持っての構造であり、常に技術の向上に対する思いを強く抱くことです。

 最近床下結露をよく耳にします、基礎断熱しても場合によっては結露して白い斑点が木部についている、そのようなことを聞き、今回10年前の現場をはじめ数カ所床下に潜ったが、異常は全くない、土台等が素晴らしくきれいな色でした、因みに温度(24℃前後)も湿度(55%前後)も室内と変わらない、前回ブログに綴ったように絶対湿度は、室内の方が微量に多かったことです、他の工務店は合板を使用したり、防湿フィルムの厚さなどが原因と思います、とにかく無垢の木材を沢山使う事で相当違ってきます(我が社の無垢床厚は48mmあります)、健康を維持するには温度と湿度はとっても大切なことです。

 今も昔も変わらないのはものづくりに責任を持つ事ではないでしょうか、これが当たり前です、これからいろんな自然の猛威が発生します、対処していくために頑張るしかないそう思っています。